脳波解析マニュアル

脳波解析マニュアル

当サイトでは、脳波解析の方法を紹介します。これから脳波解析を行いたいけど、どうしたらいいのかわからに人は参考にしてください。 加算平均や周波数解析はとてもメジャーな解析方法です。原理から理解して、正しい脳波解析ができるようになりましょう。 また、当サイトの姉妹サイトとして脳波測定マニュアルも用意したので参考にしてください。

【楽天】楽しく学べるわかりやすい脳波入門

脳波の種類と振幅

脳波解析を行う前に、振幅をはじめとした脳波の特徴をおさえておきましょう。

まず自発電位と誘発電位では振幅が大きく異なります。アバウトですが、自発電位:誘発電位=10:1くらいの違いがあります。 したがって、脳波の生データに表れるのはほぼ自発電位です。誘発電位が含まれていても、自発電位に埋もれてしまってその特徴を見出すことは困難です。

自発電位の周波数は以下の通りです。

名称
周波数[Hz]
 デルタ波(δ波) 2〜4
 シータ波(θ波) 4〜8
 アルファ波(α波) 8〜13
 ベータ波(β波) 13〜30
 ガンマ波(γ波) 30〜
http://brainsc.com/

自発電位の中でも通常はアルファ波の振幅がダントツに大きいです。集中しているときはベータ波の振幅が若干増え、眠るとシータ波はデルタ波などの低周波が強くなります。

誘発電位は種類によって様々です。P300やCNVなどの事象関連電位(ERP)は、誘発電位の中でも比較的振幅が大きく、視覚誘発電位(VEP)や聴覚脳幹誘発電位(AEP)は振幅が小さいことで知られています。

自発電位の解析には周波数解析や時間周波数解析が行われることが多く、誘発電位の解析には加算平均が行われることが多いです。 その理由も含めて紹介します。

脳波を解析の注意事項

脳波を解析することで様々なことがわかります。 脳の機能、脳の病気、思考などです。 しかし、それらのことがわかるのも、脳波を正しく解析することが大前提です。

脳波の解析で気を付けることは、アーチファクトをとりのぞくこと、恣意的な解析は行わないことです。

脳波の生データには様々なアーチファクトが含まれています。したがって、これらをとりのぞくような解析を行わなければいけません。 まれに、アーチファクトの存在を考慮せずに解析しているために、脳波ではなくアーチファクトそのものを解析してしまっているような人がいます。 決してそのようなことを行ってはいけません。

また、研究者の中には、良い解析結果を得たいがために、恣意的な解析を行う人がいます。 例えば、ディジタルフィルタをかけるときに、良い結果がでる帯域を恣意的に選択することです。 そのような恣意的な解析結果が含まれる論文は、査読者にかならず指摘されます。

恣意的な解析は絶対に行ってはいけません。研究者としてのモラルを問われる問題です。


スポンサードリンク

当サイトはリンクフリーです。
Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加


inserted by FC2 system